妊娠病のリスク【妊娠糖尿病】と【妊娠高血圧症】は、生活習慣や食事などの自己管理で予防することが出来ます。
先天性の場合は、こればかりではありませんが、糖尿病も高血圧も、そもそも成人病の一つ。そして成人病は生活習慣によるものと言われています。
怖がっているだけでなく積極的に自ら見直していきましょう。
ここでは、【妊娠糖尿病】や【妊娠高血圧症】の予防・対策として自分でできる方法についてご紹介します。
妊娠中だけでなく、是非妊活中から、そして出来ればパートナーの方も一緒に読んでみてくださいね。
>>>妊娠糖尿病とは?妊娠糖尿病の基礎はこちらの記事をどうぞ
妊娠病の対策は3つ
まず、その前に、「どんな人が妊娠病を発症しやすいか」という事についてですが、こちらの記事をご覧ください。
>>>妊娠糖尿病とは?妊娠糖尿病の基礎はこちらの記事をどうぞ
この中に、【肥満】【体重の増加】【生活習慣の乱れ】などが取り上げられていますね。
妊娠病の予防と対策は、これらをしない方向にするということです。
つまり、
✿栄養のバランスをとる
✿運動をする
✿睡眠をとる
この3つです。
では、順番に見ていきましょう。
栄養のバランスをとる
妊娠したらお腹の赤ちゃんに栄養を取らないと!などと言われるので食事がいつもより増えたり、高カロリーになりがちです。
かといって、
私は妊娠前だから、大丈夫!
と思ってたらそれは大きな間違い。
何故なら、糖分の取りすぎは、【健康な卵子が出来ない】【排卵障害を引き起こす】などがあるからです。
つまり、妊活中から食事のコントロールは非常に大切なんです。
それに、どっちみち妊娠したら気を付けなければならないことなんですから、今から習慣をつけておいた方がお得です。笑
妊娠病の予防には、栄養過多(カロリー)、糖分のとりすぎ、過食、偏食などをはじめ、主食や飲み物などにも気を付けて栄養のバランスを考えて食事のコントロールをしていく事が大切です。
また、食べ方も大事で
・出来るだけ3食同じ時間に食べる
・血糖値がいきなりあがるのを避けるために分食(1日6回)する
・間食は出来るだけしない
なども大切です。
妊娠糖尿病の予防・対策についての、食事改善方法については専用の記事を参照してくださいね。
↓↓
運動をする(発症リスク36%低下!!)
運動っていいって分かってても続かなくて・・・
「あ~出た出た。また運動か」と、妊活中の方ですとうんざりするかもしれませんが・・・
運動による妊娠糖尿病の発症リスク、なんと30%以上も減るんです!!!
しかも、全妊娠期間中にも運動を続けた場合、36%のリスクの低下が報告されています。
見逃せない数字ですよね?
血糖値は、食べることで上がり、運動することでエネルギーなどとして消費していきます。
運動をすれば、エネルギーとして血糖値を消費してくれますし、筋肉が付くことで代謝も良くなります。
逆に運動をしないと、血糖値が下がりきる前に次の食事を迎えることになったり、肥満の体では内臓に負担がかかり血の流れも悪くなってしまいますね。
さて、その運動ですが、妊娠病予防としてお勧めなのが
・筋肉を引き締めるトレーニング運動や筋肉トレーニング
・柔軟運動やヨガ、有酸素運動
を組み合わせて行う事が効果的だそうです。
そんな色々面倒くさい!!
という方は、【ウォーキング】をお勧めします。
1日30分~60分以上頑張ってみてください。
尚、効果的で正しいウォーキング方法を教えてくれる【幸せ妊活マニュアル】についてはこちらの記事をどうぞ。
仕事もしているし、そもそも運動の時間がとれないよ!!
という方は、休みの日を利用してジムに行ったりするだけでも違います。
また、日々の生活の中で、となりの駅まで歩いてみるとか、階段を利用するとかだけでも違います。
家事などはとてもいい運動ですから、こまめに掃除をしたり、洗濯などで体を動かすのもお勧めです♪
何より継続が大事なので、運動が出来ない・嫌いだからと【ゼロか100か】で判断するのではなく、少しでも取り入れましょう。
おすすめ? あかり使用♪
【大場久美子式 ~美活ライフ~ ヨーグルト&クーガーダンス】
あかりが使用している運動用のDVDです。
大場久美子さんが54歳の時に出されたDVDですが・・・54歳でも出来るのでそんなにハードじゃありません。笑
紹介されているクーガーダンスは、踊っていてとっても楽しい♪
レベルに合わせて早くしたり遅くしたり出来るので、妊活中だけでなく妊娠中も出来ますよ!
良質な睡眠をとる
睡眠と血糖値は、実は密接な関りがあり、睡眠不足を慢性化させてしまうと次のような症状が起きます。
・空腹時の血糖値が上昇
・基礎インスリンの分泌能の低下
・高カロリー食品を食べたくなる
つまり体の基本レベルが低下するのね・・・
そうなんです。睡眠を抑えなければ、食事療法も運動も無駄になってしまうのです。
全く無駄ではなくても、穴のあいたバケツに水をいれているような状態です。( ;∀;)
睡眠時間は長くも短くてもダメなようです。
最もおすすめの睡眠時間は7~8時間で、この睡眠時間が保てると糖尿病をはじめとする成人病のリスクが減ると報告されています。
もちろん、妊娠病予防にも効果的ですよ!
ちなみに、キングス・コレッジ・ロンドンの研究によれば、睡眠不足の人は1日の摂取カロリーが平均385カロリー増えるそうです。( ;∀;)
385カロリーって・・・・
カップ麺1杯分です。( ̄▽ ̄;)
寝るの減らしたら、さらに食事制限!!!なんて辛いし、空腹と戦うのとは至難のワザですよね?!
睡眠の確保は「成長ホルモンの分泌」を促し、「ストレス改善」などにも役立ちます。
成長ホルモンは、細胞組織を生まれ変わらせるので、質のいい卵子を作ることが出来ます。
また、ストレスから解放されているときというのは、体がストレスによって生じる「活性酸素」と戦うことなく、本来の体の再生機能に向けて存分に力が発揮できる時間です。
生活リズムなどでどうしても後回しにされがちな睡眠時間ですが、本当に大切な事を考えて、もう一度見直してみるのはいかがでしょうか?
まとめ
妊娠病の対策と予防についてお伝えしました。
・食事
・運動
・睡眠
と、どれも聞き覚えがあったり、「分かっているけど・・・」という事もあるかもしれませんが、具体的な数字などを出すことで、これらがいかに大切かという事が伝わったのではないでしょうか?
妊娠病はなってしまってからでは本当に大変です。
是非妊活のうちから心構えをして、しっかり予防しておきましょう!
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