妊活中のSEXについて、「どのくらいの頻度がいいのかなあ」「いつ行うのがベストタイミングなのかなあ」など疑問が沢山あるのではないでしょうか?
でも、人にはなかなか聞きづらかったりしますよね。^^;
ここでは、妊活中の仲良しの頻度についてお伝えします。仲良しの頻度をあげると妊娠へのメリットが沢山ありますよ!^^
妊活中の仲良し頻度はどのくらいがいいのか
仲良しの頻度は、多ければ多いほどいいと言われています。
日本は不妊治療国が世界NO1の国ですが、原因の一つとして”セックスレス”がとりあげられています。
蓋を開けてみたら、不妊ではなく、単純に仲良しの回数が少なかった・・・という事も少なくありません。
この時の一般的に言われている”仲良しの回数”なのですが、「うちは結構多いかな」と思っているその数自体が少ないという可能性があります。
ちなみに、コンドームメーカーによる年間のSEX回数の平均は、一番高いギリシャが138回に比べ、日本はなんと45回・・・(;・∀・)
45回って、月に3~4回のレベルです。聞いただけで、ちょっと妊娠は難しいかなって思ってしまいますよね。^^;
だから、1週間に1度仲良しをしていれば、日本の平均以上だけれど世界ランキング最下位の中での平均より上であるだけですよと言う話です。
特に40代以上の高齢妊活の場合、「1か月だけでも必死に出来るだけ性交渉を増やしてみてください」とお医者さんからアドバイスされ、実行してみてあっさり妊娠してしまったというケースもよくあるそうです。
だから、不妊かな?と疑う前に、仲良しの回数を見直してみるといいですよね。^^
ただ、実際のところ、性交渉の回数と妊娠率と言うのは関係ありません。
1回で妊娠することもあれな、毎日性交渉をしても出来ない事もあるという事は、良く知っていると思います。笑
ただ、それでも仲良しの回数が多ければ多いほど妊娠にいいと言われるのは、
・妊娠するタイミング(排卵)を逃さない確率が上がる
・着床を促す
・精子の質があがる
・パートナーとの愛情を高めあう事で、心身ともに満たされて妊娠しやすい体質になる
などが要因となっています。
では、順番に見ていきましょう!
妊娠のタイミングを逃さない
妊娠はまず卵子と精子の受精から始まります。この卵子ですが、通常生理日の初日から数えて12~16日頃に排卵されます。
基礎体温や排卵チェッカーなどから、排卵のタイミングをある程度予測することは出来ますが、それでも正確には分かりません。
そして、この卵子の寿命は24時間くらいしかなく、受精能力に限っては6時間~12時間くらいと言われていて、排卵から時間が経ってない程受精率はいいと言われています。
つまり、排卵が起こった時に、いつでも精子が準備が出来ているのが望ましいんですね。^^
排卵日を確定できない、卵子の寿命が短い・・・などの事からいつも精子が体内にいる方が望ましいのです。
ちなみに精子は、射精されてから子宮に到達するまで6時間くらいかかりますし、寿命は2日~5日くらいと言われています。これが、妊活でよく聞く妊娠ベストタイミングが【排卵2日前】と言われる所以ですね。
ただ、排卵日を狙い撃ちしている場合、排卵日が大幅にずれてしまう事もあります。なので、排卵日を狙い撃ちして月に数回の仲良しを行うよりも、回数そのものを上げてしまう方がいいのです。
仲良しが排卵を促す?
”学者らは1億5000万年以上前の哺乳類に始まったオーガズムという反応は、セックス後に妊娠するため卵子を放出する手段だったと結論づけました(2016年8月1日付「The Journal of Experimental Zoology(実験動物学)」誌)”
女性ホルモンの乱れは、排卵障害を引き起こす要因の一つです。SEXによる女性ホルモンの分泌は、卵子を育てたり排卵するのに、役立っているんですね。^^
着床を促す
排卵日が過ぎて仲良しをした場合、確かに受精率は下がるかもしれませんが、実は着床率を高めるとも言われています。
受精卵は通常7日から10日ほどかけて子宮内へと移動していきます。SEXの最中に出るホルモンがこの移動をスムーズにする手助けをするという報告が上がっています。
SEXには、受精させるという役割の他に、排卵や着床を手助けるという事があったんですね!
精子の質が上がる
精子は、ため込んで射精するよりも、頻繁に射精した方が量も質も上がるというデータが出ています。
精子の場合は、70日ほどかけて作られたものが毎回射精されるので、ため込んでしまうと新しい精子を溜めておくスペースがなくなってしまいます。
精子の質という事を考えれば、理想的な射精の回数は毎日~4日に一度と言われています。
こちらの記事も参考にしてくださいね♪
↓↓
>>禁欲はした方がいい?精子はためた方が増えて沢山出来るのでは?
パートナーとの愛情を高め合う事で妊娠体質になる
これが最も、妊娠率を上げる事に影響すると言えるかもしれません。
女性が気持ちいいと感じると受精しやすくなる
仲良しの時に、女性が気持ちよくなると子宮が収縮します。子宮が動くことで精子が子宮の中に入りやすくなったり、受精卵が着床しやすくなるそうです。
化学的に証明されたわけではありませんが、そもそも人間が動物であると繁殖する為の肉体の反応と考える合点がしますよね。^^
回数を増やせば女性が気持ち良くなるというよりは、排卵日を狙った義務的な性行為にとらわれないことが男女ともSEXを気持ちよく感じる可能性が高くなるというこです。
回数を増やすと男性も気持ちよくなる?
妊活中や、不妊治療の初めの段階では”タイミング法”が取られることが多いです。これは、排卵日付近に性交渉をすることで、妊娠の確率を高めようという事なのですが、この義務的なSEXが考えている以上にストレスを与えています。
特に男性に・・・^^;
その証拠(?)に、妊活のストレスとして以下のような報告が上がっています。
<妊活中のストレス原因>
女性 | 男性 | |
1位 | なかなか妊娠しない | なかなか妊娠しない |
2位 | 周囲の人の妊娠報告や子供の話を聞く事 | 毎月タイミングを合わせての性行為 |
・・・ちなみにこの【毎月タイミングを合わせての性行為がストレス原因】については、女性の場合上位5位にも入っていません。(;・∀・)
男性は、オスの本能から自分がSEXをしたい時にしたいものです。だから、ただタイミングだからという理由で行ってしまうのは男性にとってもストレスを与えてしまうんですね。
そして、そのストレスは精子に直接ダメージを与えてしまいます。
なので、SEXの回数を増やすといいというよりは、排卵日を狙って営むより、回数自体を増やしてしまった方が男性へのストレスも少なくなるという事です。
ここで、もし、「男性からのSEXを待っていたら、永久に出来ない!」とか「うちの主人は性欲がない」と言う場合は、根本原因は別にあります。
その場合は、その根本原因を探してあげることの方がずっと大切ですし、根本から解決されれば結果的に妊娠する確率も高くなります。
回数を増やすと増える女性側のメリット
女性は、SEXへの価値観が男性とは根本的に違います。
女性はSEXを「体の快楽」と捉えるだけでなく、「心のつながり」と考える場合がとても多いです。
パートナーと体のスキンシップを図ることで、心のスキンシップもとっているんですね♪
また、女性はSEXが妊娠につながる事を本能的に知っているので、SEXをとても神聖なものとして捉えています。
パートナーと愛情あるSEXをする事は、女性にとって「安心感」とか「愛されてるトキめき」とか、そんな幸せホルモンがたっぷりでてくるものなんです。
回数が多ければ、そんな時間がもっと増えるという事ですね。^^
まとめ
妊活中の仲良しの頻度についてお伝えしました。回数が多ければ多いほど得られるメリットについては
・妊娠するタイミング(排卵)を逃さない確率が上がる
・着床を促す
・精子の質があがる
・パートナーとの愛情を高めあう事で、心身ともに満たされて妊娠しやすい体質になる
がありました。
結局、SEXには、卵子や精子の質をあげたり、排卵や着床を促し、受精させる役割があるのですが、どれも1日や二日で出来る事ではないですよね。
だから、回数が多い方がいいよ!という結果になるのです。
何よりも、パートナーとの愛情を高め合っていく事は妊娠だけでなく、出産後の赤ちゃんにとっても大切な事です。
この記事を読んで、「回数を増やすのか!じゃあ、毎日やろう!」と思ってしまうのは、タイミングをとる事と回数が変わるだけで本質は何も変わりません。
「タイミングをとるより、回数を増やしていく方がいいんだな」と、最初は義務的であったとしても、「どうやったら自然に回数が増えるんだろう」という事が分かると、ご主人と心を交わすことが出来るようになり、自然に回数は増えていきます。^^
そんな素敵な関係を是非築いていってくださいね!
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