排卵日のタイミングと禁欲の関係

妊活中だとほぼ100%に近い値でタイミングをとってる方が多いと思います。

ここで気になるのが、「タイミング前って禁欲した方がいいの?何日くらい?」という事。

卵子も精子も出来るだけいい状態でタイミングをとりたい!という気持ちは自然なもの。

ここでは、【妊娠するため】のタイミングと禁欲の関係についてお伝えします。

 

 

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タイミングをとる前に禁欲はした方がいいのか

妊娠するための禁欲をした方がいいかについては賛否両論です。

不妊治療などをしていると、クリニックによっては、禁欲をすすめるところも少なくありません。

が、【妊娠するため】の精子の為には、

【禁欲はしない方がいい】

の方が今のところ有効なようです。

 

*妊娠するためであって、「検査の為」とは異なります。

その理由は、「禁欲をしない方がいい」については、根拠があるからです。

 

禁欲をしない方がいい根拠

1:<科学的なデータによるもの>

化学的なデータや論文も数多く出されていますが、禁欲期間の精液サンプルのもっとも多い(精液サンプル9489件!!)Fertil Sterilの研究機関によると、

・禁欲期間をとった精液より、とらなかった精液(禁欲期間が0~2日)の方が【正常な精子】が多かった

・禁欲期間が1日の精液が、運動率が一番良かった

の結果が出ています。

 

これは、

・射精してスペースを確保しなければ新鮮な精子が製造されない

・古い精子だと、活性酸素の影響により精子の細胞に傷がつく

・精巣上体を通過するのに、ダメージを受けた精子は正常な精子の3倍の時間がかかり、精巣上体を通過するのにもダメージを受ける

などが理由だそうです。

つまり、精子が正常に作られ、よりフレッシュな状態で卵子に到達するには、禁欲期間はない方がいいという事です。

 

2:<人間の本能と体の関係>

また、人間の本能は体と密接に関係しています。

排卵日に女性がなんとなくムラムラしたり、生理前に性欲の増減などが起こるのはホルモンのバランスによるものです。

体は妊娠するように、「性欲」を使って排卵日をちゃんと知らせているんですね。

 

それと同じように男性も、女性の「性欲=排卵日」を本能で感じ取り、自然に性欲がわくように出来ています。

これは、動物レベルの問題です。

ここに人間の”タイミング”による調整が入ると、体はその調整の調整に入らなければならなかったり、禁欲などのストレスで活性酸素が出てしまい、健康な精子をつくれなくなってしまいます。

禁欲などで無理なタイミングをとるより、健康に心おだやかに過ごしていた方が、最高のタイミングで自然に性欲がわき、健康な精子もつくれるという事です。

 

「禁欲すべし」には根拠が見つからない

このように、「禁欲をしない方がいい」については、科学的根拠や人間の本能などから説明がつくのですが、

これに反して「禁欲をした方がいい」については、根拠が見当たりません。

 

おそらく

毎日射精した方がいいといっても、なかなか出来なかったり、忙しい現代社会でタイミングがとれるのが1日か2かしかなく、その時に性欲が出るか分からないからためておく・・・・

こんな風に、現代社会とセックスレスの対応策として言われたのではないかと。^^;

個人的な意見ですけどね。

 

排卵日前後にどのくらいタイミングをとればいいのか

”妊娠するための良質な精子”の事だけを考えれば、毎日~1日置きくらいでタイミングをとるのが理想です。

でも、精子自体は2日~3日は生きるといわれています。

あまり神経質にならず大きな心でいる方が、ストレスによる活性酸素の影響などを受けず、パートナーにもプレッシャーを与えず、お互いにベストな状態で卵子や精子を迎えることが出来ます。

なので、自然な形でタイミングをとるのが一番良いと言えるでしょう。

 

まとめ

タイミング前に「禁欲をした方がいいか」「禁欲をしない方がいいか」についてご紹介しました。

根拠がそろっていることから「禁欲はする必要はない」に分配があがりましたね。

 

性欲は、健康な状態でいれば自然に湧いてきます。

「若い時は毎日でも出来た!」というのは、心身ともに健康だったからです。

 

そして毎日できれば、精子はいつも新鮮な状態ですし、そもそも”タイミングをとる”という必要性もなくなります。

 

なので、「毎日射精しなければ!」とそれ自体を目標にするのではなく、心身ともにいかに健康でいるかを目指した方が得策ですね♪

 

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