男性と一緒に読みたい、不妊と睡眠時間の関係

睡眠時間は、健康に大きく影響するので、妊娠するにはもっとも大切な要素の一つです。

睡眠時間の短さや、質の悪い睡眠と不妊が比例すると言っても過言ではありません。

ここでは、睡眠と妊娠の関係についてお伝えします。

睡眠は、男女関係なく誰にでも該当する事です。妊活中の女性だけでなく、是非男性の方と一緒にご覧くださいね。

 

 

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睡眠が妊活に大切なのはなぜ?

元気な卵子や精子を作る成長ホルモン

睡眠には、「レム催眠」「ノンレム催眠」という2種類があります。

レム催眠は、比較的浅い眠り、ノンレム催眠は深い眠りで、脳も体も深く休んでいる状態です。

この2つの眠りがおよそ90分ごとに変わるがわる訪れるのですが、眠りについて最初にくるのがノンレム催眠です。

人間の体は、22時~深夜2時の間に細胞の活性化を促す成長ホルモンが分泌される仕組みになっています。

いわゆる「ゴールデンタイム」といわれる時間帯ですね。^^

 

この成長ホルモンは、他のホルモンを調整する働きがあり、黄体形成ホルモンなどの分泌にも影響を与えます。

黄体ホルモンは、卵子の育成、着床などにも深~くかかわっている妊活には大切なホルモンです。

つまり、成長ホルモンには元気な卵子を育成したり、着床を促す作用があるのです。

 

そしてこの成長ホルモンは、他のホルモン分泌を調整するので、当然精子にも影響を与えます!

睡眠の質が悪いと精子の数が25%減少するだけでなく、精子の正常形態率も減少します。

 

睡眠ホルモン”メラトニン”は活性酸素の破邪

ストレスがあると生まれる、毒よりこわ~い活性酸素は、卵子や子宮を攻撃していきます。

活性酸素は、卵子を攻撃し、卵子の成長を妨げてしまいます。もちろん、男性の精巣へもダメージを与えます。

睡眠ホルモンのメラトニンには、眠気を誘うだけでなく活性酸素を抑制する【抗酸化作用】があります。

 

つまり、寝ている間に活性酸素をやっつけて、卵子を守ってくれるのです。

 

寝ることで、心も体も再生しているんですね

メラトニンについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

>>不妊治療で処方されるメラトニンは自分で増やせる!

 

睡眠不足は、妊活にどんな影響を与える?

睡眠の大切さがわかりましたが、では逆に睡眠が足りないとどのような事が起きるのでしょう?

 

そもそも発情をしなくなる?=セックスレス

大阪大学の研究グループが、マウスを使って睡眠不足が妊娠の妨げになる結果を実験で示しました。

人間でいえば、30代半ば~40代くらいのマウスを使って、人間でいうところの睡眠時間を含めて、規則正しいサイクルで飼育をしました。

すると、規則正しいサイクルのもとでは、オスのマウスは4、5日周期で発情期が訪れ生殖器の細胞に変化が生じて妊娠しやすくなることが分かったそうです。

ところが2日間だけ、サイクルを3時間遅らせる飼育スケジュールに変更してみたところ、なんと8割のオスのマウスの発情期が不明瞭になってしまったそうです。

つまり、睡眠時間がずれたり不足したことで、発情しなくなってしまったということですね。( ;∀;)

日本人にセックスレスが多いのは、睡眠に深くかかわっているのかもしれません。

 

大幅な妊娠率の低下

同大学の研究結果では、メスのマウスについての妊娠率も報告されています。

人間でいうところの30台半ば~40代のメスマウスに、始めは睡眠を含めた体に厳しいリズムで飼育したところ、妊娠率がなんと20%以下まで低下したそうです。

「あの」ねずみが、20%以下ですよ???( ;∀;)

その後、睡眠時間を含め、体に優しいリズムに変更したところ、妊娠率は大幅アップしたそうです。

 

妊娠病リスクが上がる

睡眠不足が慢性化すると、体重の増加や、食欲増進にもつながっていきます。

それは、

・空腹時の血糖値が上昇

・基礎インスリンの分泌能の低下

・高カロリー食品を食べたくなる

からだそうで ( ;∀;)

 

つまり、睡眠不足が続くと、

カロリーの高いものを沢山食べがちになってしまうし、食べなくても空腹時の血糖値があがっちゃうよ!!!

というあぶな~い結果になってしまうのです。

妊活中の場合、血糖値の上昇は妊娠糖尿病や肥満による難産のリスクが上がるので気を付けなければいけません。

 

妊活に適正な睡眠時間

睡眠時間は、多くても少なくても良くないとされています。

お勧めは7~8時間とされていて、精子などの運動率や正常形態率などは7,5時間のグループが一番良かったなどの報告も上がっています。

 

睡眠時間だけでなく、【質】が大事

睡眠時間が大切というと、時間ばかりにこだわってしまいがちですが、【睡眠の質】は時間よりも大切といっても過言ではありません。

先にお伝えしたように、成長ホルモンは【レム催眠】の時に分泌されます。

また、レム催眠は脳も体もストレスから解放され、本当にリラックスできている大事な時間。

つまり、ぐっすり眠るという事が大切なんですね。

 

ぐっすり寝れたかどうかの判断は、目覚めた時に分かります。

寝足りないな~

疲れがとれないな~

なんて時には、睡眠時間はとれていても、十分な深い眠りが出来ていなかったのかもしれません。

 

朝起きた時に、「すっきり起きれた!」というのが理想です♪

妊娠に必要な睡眠のポイントを知りたい方は下記の記事も参考にしてくださいね。
↓↓↓
>>妊娠に必要な睡眠のポイントと、セルフチェックの方法

 

まとめ

睡眠と妊活の関係についてお伝えしました。

妊娠を目指すにあたり、理想的な睡眠としては

 

・睡眠時間を7~8時間は確保する

・深い眠りを心がける

・22時~深夜2時のゴールデンタイムは寝ているようにする

 

ということです。

仕事や日々の生活リズムでなかなか出来ないこともあるかもしれませんが、「何を優先するのか?赤ちゃんか?仕事か?」を考えて、しっかり見直していきましょう。

睡眠不足をあなどってはいけません。

それは、体のデフォルトにダイレクトに影響をしていくからです。

「赤ちゃんが出来ないな~」と思ったら、治療やサプリメントの前に、まず【睡眠】を見直してみましょう!

 

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